「君たちの会社は、当社連結経営から外れてもらいます。今後は別の資本の下で事業を行ってもらいます」

2007年の秋のある日。
親会社の社長が重要な話があるので、と当社取締役や幹部の一部を会社の会議室に集めました。
「あまり時間がないので20分ほどで説明します」と前置きしたあと、本当に簡潔に用件を伝えていただきました。
その瞬間ほとんどの取締役、幹部はあっけにとられた表情をしていました。

法務に異動して10カ月目。これが僕の法務マン人生迷走の本格的スタートの瞬間。
企業買収だとか事業譲渡とか組織再編など会社法務関係の本では読んでいましたよ。ただ、すぐにそのような事態が自分の身にふりかかるとは思っていませんでした。
しかも「売却される立場」で。                            (不定期に続く)