「予想外のサプライズ」

用意万端整えたはずが、直前でスクープとして抜かれたときの敗北感、脱力感。
前日というか公表当日の深夜、携帯で連絡をとりあった結果、記事と放送は止められないとわかったのが2時前だったでしょうか。

朝6時台のTVニュースで「●●(親会社)、不振の●事業から撤退」と流れました。何も知らない社員が受けた衝撃はすごいものだったと思います。親会社からみれば撤退なので間違いではないのですが、当社が事業停止するわけではないのでこの扱われ方はひどいなと思いましたが、もうどうにもなりません。
朝の「緊急会議」を含めてすべての段取りを変更、本社で急遽朝礼を開き、外部からの問い合わせは窓口を広報(自分と上司)に集約することを周知したあと、官庁、業界団体等への報告のアポイントを取って、午後から何箇所か報告に廻りました。そういえば、その日は冷たい雨の日でしたね。

夕方、社に戻り親会社の株価をみたところ、ストップ高となっていました。もともと四半期決算の内容がよかったことに加えて、不振事業の売却話が具体化したことが「予想外のサプライズ」として市場に好感云々というコメントがありました。
当社の存在がいかにネガティブ要因だったのかを株価という形で思い知らされ、情けないやら、悔しいやら、唇をかみしめるよりありませんでした。

この日から1週間ほどのちに、売却に向けての作業が本格的に始まりました。
デューデリジェンスです。(不定期につづく)