2012年04月11日 01:10

正しい会社の売られ方 9の2

商号、商標変更の続きです。

社名やロゴの変更を経験した方はおわかりになると思うのですが、使用状況を確認してみると商号、商標をあらゆる場所、モノに使用していることに気がつかされます。
「商品のロゴ」「カタログ」「事業所の看板」などというのは序の口
細かなものまで挙げてみると以下のようなもの。(順不同)

・「封筒各種」「見積書」「納品書」「請求書」「社内便箋(なんてものがあった)」
・商品ごとの「取扱説明書」「保証書」「梱包材」
・ショールーム内外装、展示品の「POP」、販促用のノベルティ
・「ユニフォーム」「ヘルメット」「帽子」
・工場内の作業車、消防車
・「営業車」
・「工場ライン内の標語、ポスター」
・「ドメイン」「WEBサイト」
・販売店様の看板   
・社員証、社員バッチ             などなど。

(これを読んでいる皆さんも試しに勤務先で確認してみてください)

自社の都合による商号、商標変更であれば多少、旧商号や商標が残っても特に問題はないのですが、元親会社との「商標使用許諾契約書」により、グループロゴ使用の全面禁止が規定された以上
使用期限をなんとしても守らなければなりません。
社外折衝が必要なケース(「販売店様の看板」掛け替え交渉、OEM供給元メーカーとの商号、商標切り替え依頼)については、担当部門は本当に苦労していました。

商号変更を果たした年の社内表彰制度で、撤収に関わったメンバー(主に販促部門)が評価されたのは当然の結果といえるでしょう。
40年以上あちこちで使用していた商標を1年ほどで跡かたもなくしてしまったのですから。

僕はブランド変更の方には関わったのは「ドメイン」関連のみで、むしろ商号変更による「許認可」手続の方に時間をとられていました。

これについてはまた次回以降。


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