纏めを急がねば。
「得たもの」「失ったもの」にとりあえず的を絞ります。

「得たもの」というより「失わずにすんだもの」になるのですが、最大のものは「会社」そのものです。
 短期間で二度の売買対象会社となりながら、ほぼほぼ会社の原形をとどめています。信用調査取材にたまに訪れる調査会社の人間にも「稀な例」といわれます。
 僕が「中の人」として、本編を書き残す時間がとれているのもその恩恵といえば恩恵です。

 そもそもの売却スキームの善し悪しは別に触れるとして同業他社への売却ということは、当然会社は消滅しますので、我々従業員の大半も長からず職場を去ることになったと思います。業界が縮小していくさなかでしたから、企業結合は規模でいえば1+1=2ではまったく意味をなさなかったわけですから。

 勤務先にとって厳しい時期に投資ファンドの下に入るというのは、いろいろありましたが「激変緩和」だったのかもしれません。
 また二度目のバイアウトにおいても異業種の傘下に収まるという形で企業として残りました。
勤務先の「企業再生計画」が「成功」と位置づけされても、それを否定する理由はありません。

 ただこのことをもって売却スキームと企業再生計画が「正しかった」のか、というと今もって「?」が付くのです。

 いったん区切ります。