先日ボソッとしたつぶやきに対して、珍しくRTやらお気に入り登録があって少し驚いています(よく見てろよ)RTした方のフォロワーが多いのでつぶやきを補足しておいたほうがいいと思ったもので以下。

 どんなに優秀なマネージャーであっても他者を変えることはできないと思っている。

というつぶやきは、実は10年ほど前当時所属していた企業グループのマネージャー研修の社内講師を担当していたときに、研修カリキュラム冒頭に受講者に出した課題のフィードバックで必ず入れていたもの。

 このフィードバックはふたつのタイプのマネージャー(予備軍含む)に向けて発しています。
ひとつは、やり手で成功体験を重ねてきている押し出しの強いマネージャー。俺についてこい、俺のいうとおりにしろ、なんで俺が思ったとおりにできない、指導して一皮むかしたる!といったイメージでしょうか。
他方は、部下・メンバーが思うように成果を挙げない、自分が思ったとおりに成長しないことを自らの責任、能力不足と受け止め、悩み苦しむマネージャー。経営者本やマネジメント本を読んで、自分と比較し落ち込んでいく、そんなイメージ。正反対のようにみえますが部下・メンバー育成について「マネージャが変える、変えさせる」と考えていることに変わりはなく、それがうまくいかない場合に言動や行動が外に向くか、内に向くか の違い。どちらにも「問題発生」の芽があることはいうまでもないでしょう。
そこで「他者は変えられないものなんだ」ということに気づけば、どちらのタイプのマネージャーも見えてくるものが違ってくるのではないでしょうか。
実は自分も研修カリキュラムや講義ノートを作っていく過程で「他者は変えられない」ということが腑に落ちて少し気持ちが楽になったくちです。

 ではどうするんだ、ということですが研修カリキュラムは、このあとモチベーション理論や交流分析、行動心理学の講義とグループディスカッションと進めていくのですが、その詳細はここでは触れることができません。(権利関係もありますし、そもそも自分がそのグループにいませんので)
ただ社内講師間で作成した講義ノートでは「どんな小さなプロジェクトであっても、部下・メンバーが主人公となって成功体験を重ねていく環境をつくるのがマネージャーの仕事」という落とし所にした記憶があります。
 
 それにしても、業種、業態、業歴によって相違点はあるとは思いますが今の30代のマネージャー(予備軍含む)が置かれている状況は、今の50代がマネージャーになった頃のそれとは比べものにならないほど厳しいと思います。
 たとえば勤務時間管理においても、自分のチームが例え5、6人だとしても全員が同じ条件で働いているとは限らないのですから。正規・非正規のほかにも雇用延長の年長者がいるかもしれないし、M&Aしたばかりで就業規則・賃金規定が統一されていない被合併会社出身のメンバーもいるかもしれません。パワハラやセクハラにならないよう気を遣いながら、人材育成と業績向上の責任を負うのですから。
上意下達のマネジメントで足りた時代は、やはり呑気なものだったのでしょう。
(ま、それはそれで今50代もそれなりに戸惑っているのですが)


 話を戻すと、自分が下っ端の頃上司をどういう目で見ていたかを思いだせば、自ずとどういう行動をとればよいか思い至るわけで。部下・メンバーは自分を写す鏡、でしょうか。自戒を反省の思いをぐじぐじと抱きつつ、

 若いマネージャー(予備軍含む)に幸あれ

と願う秋の夜更けであります。