2013年5月号「ようこそ法務部へ」、2014年6月号「10のお題で鍛える法務の解決力」、先月号「弁護士一年目の教科書」と定期的に企業法務関係者の育成に力を注ぐビジ法、最新号の5月号は「事例問題で鍛える法務部員トレーニング」ときました。おお。

 いうまでもなく拾い読みです。

 3月のこの時期、企業への就職が決定している法学部卒で企業法務部に配属決定という人はいるのだろうか、まあロー卒や有資格者の方ならふつうに法務部配属とは思いますが。
一方、4月1日付の人事異動で「君、法務ね」と命令されて「げ!」という他部門出身の方もいるかもしれませんね。
 
 突然他部門から法務に異動することになった法務1年生について。
旧ブログからお付き合い頂いている方はご承知と思いますが、自分は不惑を過ぎてから法務に異動したものですから「げ!」どころではありませんでした。前任者がすぐに定年退職したものですから、トレーニングどころかたいした引き継ぎもなく、まったくの無手勝流で当座をしのいでいたものです。
 他部門からの異動した法務1年生の課題は、特集冒頭の中島乃扶子弁護士の「持つべき心構え・知識」にある「法規に立ち返る」が一番の課題です。立ち返る、というよりは「立つ」でしょうか。

 営業やら事業企画部門など他部門を経験していると、若手社員や勝手知ったる事業分野に関する相談に対して、反射的に現場寄りの回答をしてしますおそれがあります。自身が苦労してきた部分がわかるからです。でも、かつての同僚、部下メンバーは仲間や先輩社員の話をききたいのではありません。現場の話が通じないよりも通じやすいがいいとはいうことはあるにせよ、「法務担当者」の意見をききたいのです。(現場のことは彼らが一番知っているのですから)まず、この意識の切り替えでしょうか。
 その結果、ときに「なんだよ、裏をよく知っているくせに」「厳しいよなあ」などと恨み節をきかされることがあります。その一方、現場経験に法的な裏付けを加えることで、古巣の仕事をよりスムーズにさせることもあるかもしれません。(そうなると本当にいいなあ)

 ロー卒や有資格者も増えている時代、途中(にわか)法務組は楽な道のりにあるとはいいがたいです。それにもかかわらず異動したというからには何か大きな意味があるのだろうと勝手に思いこんで頑張るのも一興。踏ん張りましょうね、途中法務組。

 で、全然「拾い読み」にもなっていないのでもう1回エントリを書きます。