なんでまたモノ好きな、と思われるかもしれませんが、大河ドラマ「花燃ゆ」について。
すでに主人公の知名度が低い、脚本が疑問、視聴率が悪いなど散々なことをいわれていますね。
気がつけばもう折り返しの6月、無事明治維新を迎えられるのか、余計な心配をしたくなります。

 自分の記憶にある大河ドラマ最初の幕末ものは1977年の「花神」。前年の平将門や藤原純友が暴れまくる「風と雲と虹と」と比べると地味だったなと今でも思います。主人公が村医者でしたからね(いや大村益次郎か)

 幕末ものは、薩長、土佐、会津、幕府とどの視点から描くかでまったく違うドラマになります。
 今回は兄:吉田松陰、夫:久坂玄瑞とある意味犯罪人の家族となってしまった主人公がその逆境をはね返してどのように明治を迎えるのかというドラマになるのかと思っていたところ、「寅にい、何やっているの!」と「男はつらいよ」みたいなのほほんとした空気が漂っていて肩透かしを食らいました。また大沢たかおをみてつい南方仁先生と呼んでしまうのは自分だけではないと思います。志士たちも当世のイケメン男優を起用したせいか、皆お行儀よくてギラギラとしたものが感じられないところも心配ですね。
 しかし一方でギラギラとした幕末ものはもう何回も観ているので、脱力系もときにはありかなとも思うのです。特にお父さん犬、もとい毛利公が難しそうな顔をしながら「そうせい」としか命じない場面、もっと味わいがあってもよいのではないでしょうかねえ。

 とはいえ次回あたりはいよいよ蛤御門の変、脱力系とはいえ少しは燃えてみせろと思うのでした。