うっかり忘れてしまいそうなので。

 法務担当部門に異動して丸9年が経過しました。サラリーマン生活の1/3の年月を過ごしたことになります。いろいろあったのは確かなのですが時の経過と共にだんだんとその実感も薄れてきているのも事実。一方、法務専門職としてキャリアを着々と築いてきたのかというとそういうことでもなく、我ながら何なのだろうねという気持ちにもなります。法曹、有資格者はいうまでもなく、法務一筋の方との差はどうやっても縮めようもなく、追いかける足も痙攣気味という有様です。

 企業法務と一言で言っても、所属する企業の業態や沿革、規模などによって機能や役割が異なりますから自分ではそこそこやってきたつもりになっても、ではどの企業でも即通用するというものではないと思うっています。最小少人数体制だと社内で比較対象、ようするに先輩後輩、ライバルも不在ですから己を計るモノサシがありません。他の企業が親切に自分の仕事を評価ダメだししてくれるわけではなし。

 5年前にTwitterを始め、BLJの読者交流会にも足を運び、3年前に無謀にもブログを開始したのは、己を晒してみないと得られるものはないだろうと思ったのがその理由。身元バレにはドキドキしてはいますが、(リアルでお会いした方にはバレていますが) それでもひとりでむっつり仕事をしていた時よりはるかに得られる情報量は増えましたし、法務という仕事の面白さ奥深さを知ることができたと思っています。一方9年経ってようやく企業法務の仕事の恐さのようなものを知ったともいえます。

 一昨日から10年目がスタートしました。
 着いたところ、足が止まったところが行ったところ、というゆるい気持ちで「これが企業法務だ」という結論など求めず、いろいろ仕事ができたらいいだろうと思っています。(今日のところは、ですが)