最近読み始めた書籍、「実践PL法(第2版)」(有斐閣)について。

 初版が1995年、PL法施行直後。20年ぶりの改版とのこと。
 対象がPL訴訟の際に被害者側に立つ弁護士等なので、製造事業者の法務担当者が読むと正直居心地が悪いところがありますが、いつなん時訴訟の当事者になるかわかりませんので被害者側の視点を知るという点においてもこの書籍の存在価値は高いと思います。黄色いカバーは書店の棚でのひときわ目立っていました。
 3部構成。第1部は製造物責任法の注釈、第2部がPL被害救済の手引き、そして第3部が資料として製造物責任判例・和解一覧表等の資料となっています。

 残念ながら製品事故は後を絶ちませんし、企業の対応も一様ではなく、実際に同じ事業者の目から見ても「それはないだろ?」という事例があるので、なんともコメントしにくいところはあります。
 施行後20年、製造事業者側にもさまざまな情報が蓄積されています。
行政側、事業者側、被害者側とそれぞれの立場からの(事業者側はあまりないか)発信はあるもののなかなか噛み合っているとは思えません。そろそろ主張の仕合ではなく溝を埋めようということにならないのか、と思いつつページを繰っています。

 もう少し整理して加筆します。