今年はミュージシャンの訃報が続きますが、昨日もたらされたキース・エマーソンの訃報はきついものでした。昨日朝の時点では急病か何かと思っていたのですが、どうやら拳銃自殺との話で。チケットは取っていませんでしたが来日コンサートが予定されていたなかでのこの知らせ。。。

 ロックミュージックはギタリストが主役という時代に、当時は未知数の電子機器だった巨大なシンセサイザーをステージにどんと置いて、オルガンにナイフを突き刺したりひっくり返したりする一方、凄まじいテクニックで演奏を繰り広げるキース・エマーソンは、ギタリストではないロック少年のヒーローだったと思います。(さすがに全盛期をリアルタイムで味わった世代ではありませんが)

 本格的に洋楽を聴き始めた10代の頃(80年代初め)どこでどうこじれたのかプログレッシブ・ロックを聴きこむ時期がありました。その当時ですらすでにプログレッシブ・ロックは衰退したジャンルでしたが、EL&Pの「展覧会の絵」や「タルカス」は本当によく聴きました。初めて聴いたときに「なんだこれ?」と異質感を抱きながら、愛聴盤になっていったレコードは何枚かあるのですが、その1枚は「タルカス」なのでした。またジャズやフュージョン(通じるかな)に関心を持つきっかけにもなりました。キース・エマーソンは、自分の中ではけっこう大きな存在だったと思います。

 かつてのヒーローの老境を迎えてからの自死。本当に堪えますね。