2016年09月25日 18:07

Everything's Beautiful 25年目の再構築盤

 本日は音楽ネタです。

 モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスが逝去して今月の28日で25年になります。訃報をきいて呆然とした日から四半世紀経つのかと思うとめまいがしますね。

 今年は没後25年と生誕90年にあたる年ということで、5月のマイルスの誕生日に合わせて1枚のアルバムが発表されています。
それがこれ。


 
   1991年のマイルス逝去後、様々なミュージシャンによるトリビュート盤、カバー盤、リミックス盤が発売されましたが、熱心なマイルスファンに受け容れられるもの、そうでないもの、賛否両論でしたが、「マイルスの不在」を思い知らされるという点で共通していました。

 さて今回はどうかといえば、何の情報もなく聴けば「2010年代のR&B、HIPHOP」。
注意深く聴けば、マイルスのナンバーの音の断片が散りばめられているのがわかりますが、これはどの曲のトランペットソロだ、リズムだなどとウンチクを垂れてもまったく意味はないよなあ、まず楽しめばいいという1枚だと思います。「マイルス」の冠が付くと「これはジャズじゃない」「こんなのはマイルスじゃない」と憤激する人が必ずいますし今回も例外ではないのですが、これはマイルスが存命の頃からのことなのでなんというかお約束のような反応ですね(怒られそう)

 実質未完成のまま死の翌年の1992年に発表された最後のアルバム「Doo-Bop」がヒップホップに取り組んだものでしたから、マイルスが1991年に逝去せず「Doo-Bop」を完成させ、そのままヒップホップ路線を突き進んでいたらこうなっていたかも、と妄想しながら聴いています。

 それでは今日はこんなところで。




 
  

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