月刊誌の時間では、もう年が明けているという。今週半ばは師走ですしね。

 拾い読み、BLJです。
 特集「小さな不祥事を大きくさせない危機管理術」
 組織は人の集まり、十人十色とはいいますが人の数だけ事情がある。不正や違反(うっかり違反を含む)などの不祥事リスクも人の数だけ存在するというもの。とはいえ、各部門部署に法務コンプラ担当を張り付けられるかというとそうもいかない。不祥事ゼロ、あるいは初期消火というのはそうそう容易いものではない、というのが実感としてあります。
  不祥事の芽というか種は、社内のどの部門にも等しく埋まっていると思っています。それに(悪い意味で)水をやり、肥料をくれてやってしまうのが現場のマネジメント。過酷なノルマ、ハラスメント、ディスカウント(無視、無関心)、アンフェアな人事評価、緩いチェック能力などなど。いくつか「小さな不祥事(=事件にはならないという意味)」の処理に関わりましたが、「なぜここで現場で手を打てなかったか」とため息をつくこと数知れず。どうだったのと尋ねると「全く気づきませんでした」と肩を落とすマネージャー。
 「気づけ!」といったところで、マネージャーに不祥事の芽に気づくだけの知識も経験もなければ酷というもの。ではマネージャー向けに不祥事防止マニュアルやガイドラインを準備してコンプライアンス教育を充実させれば不祥事は防げるのでしょうか。

 「エモーショナルコンプライアンスの理論と実践」連載第2回め。
今回も序章の続きという印象で、特集記事とは直接にはつながる内容ではありません(当然ですよね)。しかしなぜコンプライアンスが定着しないのか、という点でうなずけるのが「べき論」的コンプラ。
 勤務先もそうなのですが、総会屋、海の家事件あたりの反省からコンプラをスタートさせているので事務局が唱える「べき」「べからず」的色彩が強く、実務現場の人に考えてもらう余地がありません。「べからず集」に含まれていなければ「やってもいいのかな」と捉えらかねない部分がありますし、素直に守られても「べき「べからず」とした趣旨や背景を理解してもらわなければ形式化しやがて形骸化するだけ。
 そんなわけで勤務先でもコンプライアンスの運営を見直すことにしたのですがなかなか難しいものです。次回の展開を待ちます。

 取り急ぎこんなところで。