15年ぶりにかかってしまいましたインフルエンザ(B型)。先月最終週から今週初めまでいつにもまして使い物にならない状態。なので、リハビリのようなエントリ。

 過日、自家用車の車検でディーラー・工場に出向いたのですが、店舗の展示車のラインナップに変化がありました。最近自動車雑誌を読む機会がないので自分が知らなかっただけなのかもしれませんが、なんでも本国本社からプレミアムブランド車とそうでない車とで販売店舗と整備工場を分けるように指令があったとのこと。今後専用店舗・工場体制を作らない限りプレミアムブランド車は取り扱わせないという強い姿勢。これに従っておかないと過去販売したプレミアムブランド車の整備すらできなくなるので、「オーナーのことを考えるとやらざるを得ないが、店舗敷地の確保やエンジニアの雇用で経費がかさむ」と、工場の担当者はぼやいていました。 

 プレミアム路線といえばよいのか「中高級」路線といえばよいのか、自社の商品やサービスの質と単価を上げるという施策はかつて勤務先でも試みました。しかし「自社がありたい姿」と取引先やユーザーからの評価や期待との間に大きなギャップがあり、結局成果をえることができずに終わりました。短期間でブランドイメージを上げるための覚悟も経験も実力も不足していたといえましょう。同業者の「ブランド」を支えてきたものを見聞きする機会があったのですが、パワポでぺらぺらと仕上げられた「ブランド戦略」に乗っかっただけの底の浅さを思い知らされました。

 冒頭のプレミアムブランド車については、もともと「プレミアム」だったのですが、紆余曲折があり一時は風前の灯火のような存在でした。苦難に満ちた時期とようやくブランド復活を迎えた時期の車種と2台続けて乗っていたことがありますが、前者と後者では本当に製品としての「差」が歴然としていて驚いたことがあります。最近は再びパッとしない存在になりつつありましたが、自動車業界の合従連合の流れの中で「昔のブランドをもう一度」となったのかもしれません。性急な販売・整備網の変更にオーナーや肝心のディーラーがついていけるのか、かつてのオーナーとしては心配なところです。
ユーザーやファンがあってのブランド、と当たり前のことが難しいのですよね。

 それでは。次回はなんとか法務ネタに。