元号が変わって6日経過。勤務先の業務カレンダーは巷で喧伝されていた10連休とは無関係の3日間。退位の日も即位の日もいつもと変わらぬ日でありましたし、6日から業務再開しています。

 平成が始まった年は入社して3年目。入社後2年間の見習い期間が終わり「査定」を受ける身分になった年でした。以来30年、いくつか部門を異動し査定による浮き沈みも経験し現在に至るといった案配。
「あの時、ああすれば、こうすれば」という気持ちが少しもないわけではないけれど、過去は変えられないし、そもそも記憶なんてものはあてになりません。10年前のことだと思っていたら、よく考えたら20年前のことだったといったことも時々あります。ため息をつくしかないのですが、とにかく振り返ってみて思いついたことをメモ。

 企業法務らしい業務に就いたのは2006年(平成18)の暮。それまでの販売部門や事業企画部門を行き来する異動とは別次元のもので当初はどうしたものかと思ったものですが、よく続けてこれたものです。
 最近の企業法務界隈の話題を眺めていると、今後は自分のように他部門を経て中年世代を迎えてから初めて法務に異動するというケースは減るでしょう。事業環境が加速度的に変化するなか、企業法務を目指す法曹資格者や法科大学院生が増えているわけですから、「四十の手習い」といった生半可なことでは仕事になりません。法曹資格のない中年世代が企業法務で生き残るとするなら、自社ビジネスはもちろん業界情報の裏表に通じるとか社内外に相応の人脈を築いておくのが不可欠かもしれませんね。

 異動を何回か繰り返しましたが、どうやって異なる組織や業務、人を覚えてきたかというと一旦雑事些事を引き受けることでした。異動直後にいきなりメインの業務を任されることはありませんし、任される場合は他に人員がいないということですので。雑事些事も積み重ねればその組織や業務のあり様も、業務に携わる人間関係(他の関連部署も含む)がわかります。情報が集まります。顔も売れます。これは法務業務にも当然いえることで、経営に近いところで仕事をするならなおさらです。事務局業務や議事録係はかって出るべきだと思います。(前にも書いたかな)

 あまり後進の見本になりそうなことをしないまま新時代を迎えてしまったことを悔やみつつ、今回はこんなところで。