諸々インプットが滞っています。あくまで自分が取り込みたいと思う情報が、という意味ですが。
これまで多少の領空侵犯にとどまっていた労務領域がのっぴきならなくなってきたというのが理由。

 「働き方改革」の旗が振られていますが、労務管理については労働当局の考える方向性と自社の労務管理の考え方の「ズレ」を把握しないことには話が進まないという感触。

 社員の年齢構成が逆ピラミッドになっている組織では、働かせる方も働く方も(不平不満が自分でも気づかず澱のようになっているとしても)自分が入社した20年、30年以上前の感覚のままなのかもしれません。始業の30分前にデスクに着く、設備稼働の15分前にラジオ体操をして10分前に製造ライン前で朝礼をして、残業代は勉強代と相殺等など、課長代理になったら非月俸。たとえばこんな具合。自分たちも理不尽と思っていたはずなのに下の世代には同じことを強いる。下の世代が入ってこないことが常態化した組織ではずっとそのまま。そして、ある日労務リスクが発生するわけです。入退室時間、労働時間の管理範囲、管理者・管理監督者の定義を詰められます。
「え?昔からこうしてきたのに」と呆然…なんてことになってからでは遅いということで。

 労働訴訟となれば取締役の会社法上の忠実義務、善管注意義務違反が問われますから、法務担当も労務管理は「人事労務の領域」と知らぬ顔はできません。また裁判の勝敗にかかわらずレピュテーションリスクにも向き合うことになります。訴訟提起されたこと自体が問題視されますからね。
 ということで、ここ1ヶ月ほどは分厚い2冊の本のページを繰っている時間を増やさざるを得なくなりました。これも大事なインプットではありますがね。

 中段の話に戻りますが、自分は30年以上前のマネジメントを味わっているのですが、下の世代に自分たちと同じ経験を強いるという感覚は理解できないんですよね。同世代にわりといるのでわけがわからない。しなくて済む経験はしないほうが良いわけで、逆に下の世代が10年、20年前と同じ経験を繰り返している(繰り返させている)としたら、その企業(経営者や管理監督者)や業界はなんの進歩もしていないと猛省すべきだと思いますね。
 といってしまう手前、労務からは逃げられないと腹を括るしかないか。